人生は暇つぶし

人生は暇つぶし。

その言葉を聞いてあなたはどんな印象を受けるだろうか。

私が初めてこの言葉を見たとき、
何と無く不快だった。

人生はもっともっと意味があるべきだ
人生はもっともっと輝かしいはずだ
人生はもっと尊いはずだ

と意気込んではいるものの、
その時までの人生に意味があり、輝かしかったかはわからない。


最近、体調を壊した。
何も食べられず、水と睡眠のみで3日ほど家から一歩も出ずに過ごした。

その時、あの言葉が腑に落ちた。

起きている時間、疲れた体に鞭打ってやるべきことも無く

食べることができないから、食事の時間すらない

眠くなるまでは、疲れてでもやりたいことでもない限り

ただただあまり有る時間。

あー、暇つぶしかぁ。と納得したのだ。

確かに人生全てが当てはまるかどうかはわからないけれど、

そう思える境地まで来てみると

人生に対しての余分な力みが消える気がした。

無理に意味があるものに「する」のではなく、
暇つぶしならいっそ楽しいことをしたい、それがいつしか意味を持つ。

それは他人の評価に値するかもしれないし、しないかもしれない。

でも、本人にとっては人生は暇つぶしであり、意味がある。

そんな人生観もありだなと思った。



有るテレビで、所ジョージさんが

俺はお金より自分の方が価値があると思っている。
でもお金より自分の方が価値がないと思う人はお金を使う。
同じ時計のカタログをみて100万の時計がいいと思ったとしたら
お金より自分に価値がないと感じる人は100万払って時計を買う。
でも、お金より自分の方が価値があると思ったら、カタログを切って輪ゴムかテープで腕に巻いて、
それがバレてほしいような、ばれて欲しくないような、そんなことをして遊べるんだ

というようなことを言っていた。

おそらく私は100万使う方だけど、

いつかその境地にも行ってみたいと思う。


何よりも自分の方が価値があると言い切れて、行動にも現れる境地。


その時の自分を思うと今からなんだかワクワクすらしてくる。