3度、伝える

私が人に会う時に気をつけていることの一つに、

お礼を3回伝える


ということがある。

ご馳走してもらった、何かのおりに大変力になってもらったなど、感謝の気持ちとは、その時はありがとうと伝えるけれど、その後はどうだろうか。

3回というのは

1度目は、ほとんどの方と同じ、何かしてもらった直後である。

素直に「ご馳走様、ありがとう。」と伝える。

2度目はその方とお別れするタイミングで。

今日はとても楽しかった。どうもありがとう。

もしくは、今日はあなたのおかげで助かりました。ありがとう。
と伝えてお別れする。


3度目は、どのタイミングか想像できるでしょうか?




3度目は、そう。


再びお会いした時。

会社の方であれば、次の日に朝一番でなくてもいい。
おりをみて、

昨日は本当に嬉しかった、ありがとう。とお伝えする。


人は嫌なことをされると12人の人に漏らすといわれている。

確かにどこのお店の店員はなっていない、あのお店は美味しくないなど憤慨する気持ちになった時、あなたも人についつい漏らしてしまうのではないだろうか?


では、いい気持ちになった時、果たして同じだけ誰かに伝えようとするだろうか?

これは先ほどの嫌なことを漏らす相手が12人という数より少ない人の方が多い。

だからこそ、意識して伝えるのである。

同じ人に3度もお礼を言うなんて、
なんだか煩わしい、照れくさい、嘘くさいと感じるかもしれない。


ではもし、あなたが逆の立場となった時、何かしたことも忘れるタイミングでお礼を言われたら、素直に嬉しくはないだろうか?

私は、あぁこの人はこんなにも喜んでくれているのかと嬉しく感じる。

同じように嬉しい気持ちを表しているだけだとしても、

その時だけ、またはその時と後ほどのメールでだけではなく、1週間後でも2ヶ月後でも、
再びお会いした時、あの時はどうもありがとう。と伝えることを忘れないようにするだけで、あなたの周りはすごく温かい空気になるのではないだろうか?