無理なことではなく無茶なことをしてみる

私から謝るなんてありえない。
私から連絡するなんて無理。
できない、ありえないということが増えると

二人の関係には意味がないように感じることがある

このまま一緒にいていいの?
別れて次を探すべき?

人間関係がある以上、できればより良い人と関わっていたいと思うことは当然だけど

まずは無理から、無茶をしてみてはどうだろか?

無理なことをする、と思うとすごく勇気がいるし
結果を気にしたくなる

でも、無茶なことと思ってやれば
もし散々な結果だったとしても、無茶だと思ってはいたんだけどねーなんて
笑って受け止められるんじゃないだろうか?

無理なことがいっぱい増えると自分ががんじらがらめになる

その打開策に無茶をしてみるのも楽しいかもしれない

詰め寄る女性と目が泳ぐ男

喧嘩の時、それも男側が女側の言い分に対して
言い訳ができないようなことがあった時

女は詰め寄り男逃げ道を塞ぐ言い方になる。

なんでこんなことしたの?
私の気持ちは考えなかったの?
今何してるのよ!どこにいるの?
約束したのにどうしてできないの?

と矢継ぎ早にまくしたてる。

それに対して、

うるさい!俺だって努力したけどこうなったんだから仕方ないじゃないか!

と言い返せる男性はまだましな方で大抵は、目が泳いで黙り込む。

謝る人のがなかなか少ないのではないだろうか?


なぜ、男性は言い返さずに黙るのか。

  • 今の女性の状態では話しても無駄だから。
  • どうせ自分が悪いから。
  • 男は黙って行動で示すものだから。
きっとどれも正解で、どれも当てはまるんだろうと思う。

ただ、知ったからいいわけではない。
今後の二人の中を続かせたいなら、
そうならないようにどう話していくことがいいのか、までをできなくては難しい。

どう考えても男性側が悪い。
どう考えても、謝ろうともしない彼氏が許せない。
どう思っても自分が大事にされてるように思えない。

もしそうなら、もっと深く考える必要がある。

どう考えても男性側が悪いことを、なぜわかっていて男性がやってしまったのか。

どう考えても謝ろうともしない彼氏が許せないのは、あなたを大切にしなかったことを誤って欲しかったのか、あなたに一言連絡がなかったことが許せないのか。

どう考えても自分が大事にされてるように思えないのは、彼のどんな態度に対してそうなのか。

きっといっぱい出てくると思う。

「こんな彼が大嫌い」と、「それでも彼と別れられない」気持ちがあって、
きっと喧嘩した後悩んでしまう。


それなら喧嘩越しになる前に、帰ってきた彼に、なんで?を言う前に、

あなたが約束を破ったことに対して、私は大切にされていないようで、とても悲しかった。

私は今日一緒にいくことが楽しみだったから、いけなくてとても悲しい。

という言い方に変えてみてほしい。


謝らなかったが
約束を破りやすかった彼が、

本当は自分に自信がなくて彼女がこんなに自分を必要としてくれているなんて、わからなかっただけなんだとわかる出来事があるから。

素直にごめん。と謝ったとき、
きっと心から反省しているはずだから。



これからのこと

過去があり、今がある。

パートナーといつもうまくいかない人
パートナーを見つけられない人
パートナーなんていらないけれど、
人には好かれたい人

全てにきっと恋愛力を磨くということは
効果があると思う。

なぜならそこには
  • 世間の常識とは違う自分の感情を受け入れる覚悟を決め
  • 目的のためにやり続け
  • 自分の心と常に向き合うこと
だと思うから。

どんな人も好き嫌いがあり、
そこには自分の感情レベルでしかわからない答えがあるはずだ


私は
  • 気持ちをぶつけるだけが全てではないこと
  • 好意の上でやったことだからと、全てを受け入れなくてはいけないわけではないこと
  • そっと見守ることがもっとも愛情が伝わることもあること
など、ついついやってしまうことを
それが原因で実は相手とうまくいってないかもしれないことを知ってほしい。

テクニックの下には必ず愛情がなくてはいけないけれど、
愛情さえあれば何してもいいわけではないということを広めたい。


過去⑥

自分が好きならもう一度相手を好きにさせる努力をすればいいと考えた

心理学、自己啓発の本を読み、旦那の行動の意味を知り、
自分がその時取るべき応対はどうで、どうすれば好かれるのかを考えた。


男の人は追い詰めたらだめ。
言葉より行動で愛情を示す人が多い。
結婚しようが他の女に目を盗まれるのが男。
でも、結婚相手には真心を求めるし返そうとも思っている。
男が愛情表現と感じるのは信頼されていると思う時などなど
その時の私にはにわかに信じられないものもありつつ、それを極めてポップに明るく


ねーねー、今日こんなことを書いてる記事を読んだんだけど男の人ってこんなことを考えてるの?

これ、やってくれたんだね!ありがとう!嬉しいよ!

など、相手の考えや行動の意味を一つ一つ知っていった。
そして、今までなら心配で仕方なかった行き先についても何も聞かず、寒いから気をつけてねとか、相手を気遣う言葉で送り出すようにした。

最初はしっくりこずに、心と体がバラバラなまま口だけて話してる気がしたりもしたけど、
言い続けやり続けると、自分の心の痛い部分を直視することを繰り返し、やり続けて行った先には、旦那が家から出なくなっていった。

それでも最初は今日だけ?

いやいや、今週だけかも!

今月は、いる日が多かったな…から、ようやくどこにもいかないと信頼できるまでになった。


他の夫婦はなかなか通らない道だろうとは思う。

今回はあくまでこちらからだけの視点で書いたのでさらに、なんでこんな人を好きなの?とか、私自身が悲劇のヒロインになりたかっただけなんじゃないかと思えるかもしれない。

ただ、旦那が出て行った理由は確かに存在するはずだ。
彼の中だけに通用するとしても、だ。

家に居たくない理由があるから出るという行動をしただけなのだ。

そこを受け入れるまでは辛かった。

大好きな人が自分と居たくないという事実を心で受け止めるまでが。

その後ももちろん続けて今では旦那が帰ってこない私を家で待つ日があり、帰った私と今日あったことを話しながら一緒に何かしたりすることが普通にある。

ここまで回復して満足?
いえいえ、私はさらなる高みを目指しています。

長くいれば飽きがきたり、マンネリしたりは避けられない道。

それにどう立ち向かい、どう今を二人で楽しむか、まだまだ考えて工夫して二人で歩んでいく。

また紆余曲折があっても、次は違うかたちを選択しても、それに後悔する気はしない。

私はこの恋愛を通して
  • 理想と現実を融合させ
  • 自分以外の愛情表現を受け入れ
  • 相手の立場に寄り添い
  • 相手の気持ちに立って考える
ということを覚えたからだ。

それはもちろん頭での理解ではなく心でもそのことを知った。

相手の愛情で自分を作るのではなく、相手への愛情で自分を作る



それを伝えたくてこれを書いている。


過去⑤

会話が復活し始め、少し日常会話が戻り出すとどうしても我慢できない言葉が生まれてくる。




どうして家を出て行くの?


この言葉の裏には、
私が嫌いなの?私じゃダメなの?
私だけのものにならないの?
結婚って決め事でしょ?
好きなら出て行かないよね?
浮気してるの?
その子のが私よりいいの?
私じゃダメなの?
また別れをくりかえすの?…などの言えない言葉も順番を待っている。


今ならそんなに追い詰めちゃいけないし、好きかどうかも、浮気してるかどうかも、行動が表しているとは思うのだけれど、その時の私は


この人に私がやっぱり好きだと言ってほしい

しかなかった。

執着心、癒着、と言えばそうかもしれない。
でもそれだけでは残念だけど心は戻らないことをここで嫌という程味合わされる。

そんな言葉を繰り返しの波に乗せてしまうときもあれば、
うまく飲み込める時もありの生活を続け、

ある時私は


この人を愛そうと決めよう!と思った。

この人が誰が好きで、どんな人でも
どうやら私はこの人が好きらしい。なら、「私が好きなんだ」って方を大事にしようと思った。

それまでは、旦那が家にいる日は少しでもいたいからと予定を断ったり、
そんなにやってるのに友達と出かける旦那を見て
また私はこんなに犠牲を払ってるのに!とせめていた。


そんなことを責めようがどうしようが、旦那が出て行くと決める気持ちは私が変えられないのなら

私が好きだから旦那を待つ。
話せたらよかった!嬉しいと思う気持ちだけ大事にしようと思った。


そこから快進撃が始まる

過去④

毎晩出て行ったあとのがらんとした家に取り残されて

寂しくて寂しくて仕方ない気持ち、惨めな気持ち、否定された気持ちと向き合わざるをえなかった


どんなに泣こうがわめこうが、いない相手には届かない。

強がりも、拗ねも、届かない。

そうなるといる少しの時間やメール、電話を使って


いかに私といたら楽しいと感じさせるか


しかないと思った。


それまでは出て行く旦那の後ろ姿に、
なんで出て行くの?結婚した自覚ある?
社会人としておかしいよね、
何やってるかわかってんの?!などの罵詈雑言しか投げかけなかった。

そのうち会話すらなくなって帰ったらもうすでに出て行ったあとだったり、早めに帰ってきた旦那に露骨に嫌な顔をされ、お前がおらんうちに出て行くつもりやったのに、などと言われ二人の間の空気は張り詰めたものだった。

それにも慣れてくると、今度はお互い目も合わせない。会話もない。ただいるだけ、ただ出ていくだけの人が、一つの家を借りているような状況になった。


その頃に決心をしたのだ。


それから、自分から明日は早く帰って来れそう?などと声をかけ始めた。
最初のうちは小さくも、うん。と返事があったりもしたものの、
そのうち相手は私の軟化した態度に違和感を覚え攻撃してくる。つまり、責められているというマインドのまま、軟化した言葉を聞くと、馬鹿にされてる、嫌味に聞こえる、責めているように聞こえてしまうのである。


そこから感情のリバウンドのような大きな揺れを何度も何度も経験し、その度にここまでやってるのに!!!と思う自分と、やっぱり彼もまだ私を好きなはずという気持ちとを行き来するようになった。

そしてその頃、自分の抑えていたはずの感情も同じように揺り動かされていくのである。

過去③

結婚してすぐは、
旦那さんより早く帰って帰りを待つ妻こそ素晴らしいと思い込んでいた。

旦那さんは、仕事でのみ遅くなりましてや新婚ともなれば早く帰りたいのに帰れないのだと思っていた。

そして、そんな遅い旦那は嫁に気を使って休日はデートや家事を手伝って、相手に愛情を伝えるものなのだと思い込んだ。

自分は働きながら家事をして、大変だけど旦那さんが喜ぶんだと信じていた。



しかし、現実は生活が違う二人はどちらの家のやり方に合わすのかをまた競い合った。

大抵、今思い返せばどちらでも節約だの効率的だの考えたって大差なく、あとは自分の家のやり方を馬鹿にされた感じがしたなどの感情でのやりとりである。

でも、自分の親や家庭を馬鹿にされた気がすればやはり怒るし、ムキになる。

そこでまたしても喧嘩。

行く末は旦那が仕事から帰り、ご飯を食べると外出して朝まで帰らないことが増えてきた。

休みに入れば、金曜の夜見かけたあとは月曜の朝まで帰らない。

朝帰ってきて着替えて出勤するのだ。

この暮らしは私の根底を大きく変えた。
ここまでコケにされて、黙ってられるかとばかりに喧嘩しても出て行く相手を食い止めることなんてできない。ましてや、より家に寄り付かなくなる。

頭によぎる離婚の文字。
でもまだ結婚後間もない。
周りはどう思うだろう。
やっぱり自分は愛されないんだ。
自分の周りにいる人は旦那に捨てられた自分をどう思うのだろう。
でも親元には帰れない、親の悲しむ顔も旦那に怒る顔も見たくない…でも…




そうまでされて別れない私はなんなんだろう。

他にもっと優しい男の人はいるはずなのに
もっと大人に人はいるはずなのに
もっと甘えさせてくれる人はいるはずなのに
もっと私を愛してくれる人はいるはずなのに










なぜ?










その答えは、






自分が不完全でどうしようもない(ように見える)この人が好きで好きで仕方ないから。


しかなかった。

好きで仕方ない、でもこんなに辛い、きっと世間的にも夫婦としておかしい、私は間違ってないのに。





でも


別れたくない、帰ってきたら嬉しい
もっと話したい、もっと甘えたい












…仕方ない。









じゃぁいいや。


このままのこと人ごと好きになる自分になればいいや。


別れることより数倍そっちの方がいいやって思えた。


そこから旦那になった彼氏の心を自分へ取り戻すチャレンジが始まった。